なかよしやっきょく のブログ
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レイシっていろいろ2011/09/06 22:59

復帰しました~
遅くなって申し訳ありません。

さてさて、

先日近隣の病院の看護師さんに薬局のゴーヤについて話をしていると、(私たちは油を売っておりました)
「昔、子供のころレイシと言って赤くなったゴーヤの種の周りを食べていたわ。今では緑のゴーヤのこともレイシというけれど、昔はあの赤い部分がレイシって呼ばれていたと思うわ」
と、おっしゃいました。

「ええ??レイシってゴーヤのこと??」

確かに、ゴーヤの写真とともに「れいし」と書いてあるのを見たな、でも、「霊芝(れいし)」ってきのこじゃなかったっけ??

そこで、調べてみますと、
やはりゴーヤの種類の中に「れいし」と名のついたものがあります。
またよく調べますと、もともとの由来は

ライチという果物がありますよね?
これを読み方を変えれば「レイシ(茘枝)」と呼ぶそうで、
そのいぼいぼの実の姿とよく似たゴーヤを「ツルレイシ(蔓茘枝)」と呼ぶようになったそうです。

そこからゴーヤを「れいし」と呼ぶみたいです。

ライチ(茘枝)は多年生の木本、木になる果実、
ゴーヤ(蔓茘枝)は木ではなく一年生の草本、草にできる実です。

そして、生薬のサプリメントでよく見かける霊芝(れいし)は、やはりきのこでした。マンネンタケ科のキノコです。
そういや、うちの薬局もいにしえの置物で霊芝が切り株から生えたものがあったなあ・・・としみじみ思いだしました。

一言でレイシといっても、木・草・キノコのそれぞれにそう呼ばれるものがあるなんて、面白いですよね!!

そしてそれぞれ体にいい成分が含まれています

ライチ…ビタミンC、そして何より貧血予防の葉酸がたっぷり!
ゴーヤ…熱に安定なビタミンC、苦み成分に健胃作用(胃を元気にしてくれる作用)があるので夏バテにぴったり!
霊芝…さまざまなテルペン類を含んでいて、抗アレルギー作用や、実験段階では抗ガン作用もあるかもなんて言われてます。日本では、その作用については未承認ですが…。

以上、「れいし」の まめ 知識でした!