なかよしやっきょく のブログ
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スポーツファーマシスト実務講習会☆2012/01/22 21:41

1月初旬にスポーツファーマシストの実務講習会があり、参加してきました☆

2012年度に世界的に定められているアンチドーピングの制度
がどう変わったのか説明を受け、その後、なんと、地元のプロサッカーチームのチーフトレーナーの方の貴重なお話を聞くことができました。

プロのチームには、ちゃんとスポーツドクターが付いておられるので、重い疾患やけが、持病についてはしっかり診てもらうことができるそうです。
処方される薬についても、もちろんドーピング検査に引っ掛からないように配慮されているため、それを服薬する際は安心して飲むことができます。

しかし、お医者様に診てもらうほどではない程度の、風邪のひきかけ、軽い頭痛などの際、薬局にお薬を買いに行っても、どれが大丈夫なのかわからない。
購入したものが大丈夫かどうか選手がトレーナーに、トレーナーが薬剤師会にFaxで尋ね、返答もFaxで送られてくるという制度ができているそうです(知らなかった~)。
迅速に対応しても、やはりタイムラグが生ずるもの。

結局、手当てが遅れたため、体調が思いのほか悪くなってしまった、というケースもあったそうです。

なので、全ての薬局にドーピングについて知識のある薬剤師にいてもらいたい、全ての処方医にドーピングについて理解しておいてもらいたい、というのが望みだとのことでした。

お話を聞いて感じたのが、ドーピング検査が選手に非常なストレスになっていること、それを見守るトレーナーやスタッフの、何とかしてやりたいという気持ちの大きさでした。

写真と本文はほぼ無関係なのですが、
これは私が摂取している某サプリメントです。

サプリメントとドーピング
不足していると感じたものについて、簡単に手に入れて、口に放り込んでいます。

しかし、プロの選手は、普段から体調を整えるために食事をはじめ、生活態度などのいろんな節制を行っています。
サプリメントで栄養を補う際も、それがドーピングにかかってはいけないので、非常に慎重になり、結局その栄養を補充せずに過ごすこともあるのではないかと思います。
本当にストイックに生活しているのに、私たち薬局側が、十分な知識を備えておらず、サポート体制をととのえていないがために選手の皆さんの生活をより厳しいものにしているのではないかと思いました。

もっと選手の方に快適に体調管理をしてもらうため、春に晴れてスポーツファーマシストになれたら、ガンガン協力していきたいなと思った次第です。

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