なかよしやっきょく のブログ
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HPV ワクチン2013/06/26 12:39

こんにちは。今日は岡山は雨模様。大雨洪水警報も出ています。
そんな中、けなげに作アサガオ。
先日苗を植えました、とお話ししましたが、どうも元気がなくて。…土が悪いのかしら。
でも可憐に咲く姿には、やはり癒されます。
可愛い、か細い女の子のよう。
かよわいグリーンカーテン
表題のHPVワクチン、今話題です。可憐な、少女にも、接種できるワクチンです。
HPVは、ヒトパピローマウイルス( Human papillomavirus)の略。HPVは、子宮頚癌の原因ウイルスでもあり、体の表面にできるイボの原因ウイルスでもあります。いろんな型があって、それぞれ、子宮頚癌、イボ、尖圭コンジローマ など別々の症状を引き起こします。
HPVワクチンは、主に子宮頚癌の原因HPVに対するワクチンです。何種類か出ていますが、イボなどにも予防効果が認められているものもあります(でもイボ目的では接種できませんよ)。
子宮頚癌の原因HPVは、性行為により感染します。
子宮頚がんで命を落とす女性は驚くほど多くいます。日本では1日に10人もの女性が命を落としています。http://allwomen.jp/about/what.htmlより。

HPVワクチンを接種できるのは、10歳以上の女性です。自治体によりけりですが、中学生あたりから無償になっているところもあります。
接種回数は、ワクチンにもよりますが、2,3回。効果は70%ほどです。
海外ではずいぶん前から普及し、国の補助でローティーンの女性が無償で受けているところも多くあります。日本でHPVワクチンを受けましょうと言いだしたのはごく最近の事。

このたびの報道で、国が「積極的な推奨を一時的に控える」と言ったこと。皆さんどのように受け止められるでしょうか。
頻度は低いものの、痛みや歩行障害という副作用が。
たとえば、まだ幼さの残るわが娘に、性行為前提のワクチンを接種させられ、副作用が出たとなると、みなさん怒り心頭となり、国に訴えかけることは仕方のないことと思います。

しかし、医療機関で働く者のはしくれとしては、この一連の報道は「HPVワクチン離れ」を加速させてしまいそうで。将来の彼女たちを守るため、HPVワクチンについて消極的になりそうな方がいらっしゃったら、前述のHPをご覧になって、もう一度考えてほしいなと思います。お医者様でも危惧していらっしゃる方もあります。
たまたま見つけたのですが、よかったらこちらも読んでみて下さい。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=80047