なかよしやっきょく のブログ
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ポリフェノールってどんなものでしょう2013/09/04 13:08

本日、こちら岡山では、激しい雨と風の影響で、さまざまな場所で通行止め、住居への浸水などの被害が出ております。
窓から見る外の風景は、モノクロで、少しさびしい感じがします。幸い薬局は無事ですが、皆様何ごともなくお過ごしでしょうか。
こんな日はおうちでゆっくりと、お茶でも。
さて、突然ですが、そのお茶に含まれる、カテキン。これはポリフェノールの一種です。
ポリフェノールには、抗酸化作用があって、成人病の予防や老化の予防に効果的♪なんてうたい文句を良く聞くと思います。

そもそも、ポリフェノールって何なのでしょう。
じつは、ほとんどの植物が持っている成分で、これは、全て植物が自分自身の身を守るためであったり、生きていくうえで必要だから作りだしている成分なのです。
ポリフェノールの中には香り成分も含まれ、香水に使用されているものもあります。
それも、元々は虫が嫌う香りを出して、自分が食べられないようにするためだったり、他の動物を香りで誘って受粉を手伝ってもらうものだったり。

ポリ(たくさん)フェノール(ベンゼン環に水酸基(-OH)が一つくっついたもの)。有機化学の分かる人なら、あー、フェノールがいっぱいくっついた形なんだな、と分かると思います。なので一つではありません。何百、何千種類と存在します。
ベンゼン環がたくさんある(構造式はハチの巣みたいな感じです)と、活性酸素が作り出すラジカルという老化や病気の諸悪の根源の物質をキャッチしやすい構造になります。
それで、老化予防にポリフェノール、となるわけです。

そもそも、ポリフェノールを多く含む食べ物って何があるでしょうか。
お茶も有名ですが、実はコーヒー(豆)もたくさん含みます。
豆類にはたくさん含まれ、とくに大豆にはイソフラボンという女性ホルモンと類似した作用をもつといわれるポリフェノールが有名です。
また、岡山では「作州黒」で有名な、黒大豆(黒豆)の皮部分には大量のポリフェノールが含まれ、特に、低分子ポリフェノールの割合が多いため、吸収がよく、ポリフェノール摂取効率が非常に良いといわれています。

余談ですが、コーヒーにもダイエット成分で有名なクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれますが、カフェイン(これはポリフェノールではないです)も入っています。カフェインは眠気覚ましの代表格の成分ですが、摂りすぎも良くないですし妊婦さんにもおすすめではないですし、夜飲むと眠れない人もいます。
デキャフェ(カフェインレス)のコーヒーは、コーヒーの生豆から、有機溶媒などでカフェインを抽出して作ります。なので、その際多くのポリフェノールが失われます。
最近はカフェインがもともと入っていない、黒豆を使用したカフェインレスのコーヒーもあるようですね。
これですと、カフェインレスでもポリフェノールがしっかりとれます。

というわけで、おまめやお野菜、しっかり食べて、よいポリフェノールをたくさん摂取し、健康な生活を送りましょう。

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