なかよしやっきょく のブログ
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いろんな痛み。頭痛、腹痛、歯痛、生理痛・・・2013/10/30 13:02

朝晩冷え込むようになりましたね。
にもかかわらず、今年は10月まで暑かったので、薬局周辺にはまだカエルさんがうろうろしています。でもずいぶん動きが鈍くなって、薬局の中に迷い込んでしまったり、こんなにカメラを近づけても全然動こうとしなかったり。
可愛いですね。(苦手な人ごめんなさい)
でもそろそろお別れです。お休みなさい。カエルさん。
冬眠前のカエルさん
さて、季節の変わり目の今日この頃、体調不良に陥りやすい時期です。
雨が降りやすく、気圧が低くなると頭痛になったり、生理痛が激しくなったり。
古傷が痛む方もきっとあるでしょう。

今日はいろんな痛みについてお話します。

いわゆる痛み止め。よく名前を聞くのが、バファリン、ロキソニン、ナロンエース…
頭痛、生理痛、腰痛、etc…には、こういう薬がよく効きます。
そもそもこのタイプの痛みと言うのは、痛みのモトの成分が傷口や筋肉などで発生し、それをスピーカーのようなものが信号を増強して、初めて神経が感じ取るものなのです。
痛みのモトがスピーカーで大きくされなければ、感じません。
実は、上記のような、よく見かける痛み止めは、そのスピーカーを作らせなくする薬なのです。
痛みのモトや痛みの原因そのものを治しているわけではないので、いつまでもこれらの薬に頼っていてはいけません。

そして、加齢とともに増えてくるのが「神経痛」。
神経が、患部が悪くなくても痛いと感じてしまうのです。
ヘルペスの後遺症や、神経そのものがどこかで圧迫されていたり、刺激を受けてしまっていると、すごく痛く感じます。
最近は、神経そのものの痛みを抑えるお薬が医療用のみで使用されるようになってきました。
ずいぶん効果が高いので、喜ばれる方も多いのですが、神経の塊でもある脳などにも作用するので、ふらついたり眠くなったりする人もいるので要注意。

そして、全然タイプが違うのが、「腹痛」。いわゆる内臓痛です。
患者さんで、「胃が痛いけん、痛み止めをでーれー飲んだんじゃけど、いっこも効きゃあせん(胃が痛いので、痛み止めをたくさん飲んだんだけど、全然効かない)」と言われる方がいます。
胃の痛みは、原因は様々ですが、いわゆる痛み止めと呼ばれる薬は、胃を痛める副作用があります。これでは胃の痛みが悪化します。
胃や腸の内臓痛は、「痙攣(けいれん)性の痛み」に分類されるものがほとんどです。
胃腸の痛みには、「痙攣を抑える薬」というものが使用されます。
市販のものも、もちろんありますよ。
自分で買う時、お薬間違いませんように。

そうそう、ついでに、下痢止めの話。
下痢の時。おなか痛くなりますよね。でもそこで無理やり下痢を止めてはいけない場合もあります。なぜかというと、下痢は一種の防御反応で、悪い菌やウイルスを排出しようとしているのです。なので、しばらく様子を見てから、ゆっくり止める、という措置をとることもありますので、あまりに激しい下痢の時は、Dr.とよく相談して下さいね。

ではでは、皆様、季節の変わり目、ご自愛ください。

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