なかよしやっきょく のブログ
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おしりの気になる季節…恥ずかしがらずに、痔の話2013/12/11 12:42

乾燥した強い風の吹く今日、薬局内ではアロマ加湿器が頑張っています。
普段は殺菌作用や咳を鎮める作用のあるアロマを炊く事が多いです。
でも今日は、急に気分が悪くなってしまった患者様がお越しだったので、
ペパーミントとレモンを入れました。
やさしい自然の香りなので、患者様は特ににおいを感じることはなかったようなのですが、お元気になって帰られました。
アロマ加湿器とサンタクロース

タイトルの、おしり、とは、分かる人にはわかる、痔(じ)の事です。
冬になると、患者様も状態が悪くなってお越しです。
先日立て続けに、若い男性の方が、痔のお薬をお持ち帰りになったので、取り上げてみました。
お二人とも業務でバイクにお乗りです。
冬のバイクは本当に冷えます。

痔というのはおしりの血流が滞っておこります。
もともと二足歩行で、常に心臓がおしりより高い位置にある人間に、痔が出来やすいのに加え、冬は、さらなる「寒さ」という要素で血流低下が起こるわけですから、バイク乗りが痔になるのは無理もありません。
普段から便秘がちだったり下痢気味だったりすると、おしりに余計な負担がかかって、痔が出来やすい状態になります。

痔というのは、イボ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔ろう)の3つのタイプがあります。

痔核は男女とも一番多いタイプの痔で、肛門の外にできる時もありますが、中にできた痔核が外に出てくるパターンが多いです。
それが破れて出血することがあります。

裂肛は肛門が、下痢や、固くなった便の排便などが原因で裂けてしまい、出血します。
女性に多いようです。

痔ろうは、男性に多いそうなのですが、ストレスや飲酒が原因の下痢が続くと、肛門内部のくぼみに炎症が起きることがあります。そこが化膿して、浸食し、肛門とは違うところに穴が開き、膿が外に漏れ出してくるというものです。

痔ろうを除き、手術をせずに治療する人が多いようです。
おしりに塗る軟膏、中に入れ込む坐薬を使って、おしりの炎症を抑え、
おしりに負担がかからないように便を軟らかくする薬を飲んだり、
化膿している時は抗生物質を飲んだりします。
漢方薬には、おしりの血流を改善し、腫れを抑える薬もありますので、なかよし薬局ではよく漢方薬を持って帰っていただいています。

冬の冷えは、おしりの大敵。
子どもの頃はいていた毛糸のパンツ、最近女性用はよく見かけますが、男性にもあるのでしょうか?
男性用レギンスやタイツを見かけるようになりましたので、そういうものでもいいでしょうね。
男性も女性も、高齢の方も若い方も、この時期、しっかり、おしり温めてあげて下さいね。

それから、おかしいなと思ったら、恥ずかしがらずに受診して下さい。今より悪くなると、治りにくくなりますよ。

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