なかよしやっきょく のブログ
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薬剤師という仕事2013/11/20 13:29

このたび、薬局にAMDAの募金箱を置かせていただきました。
東北の大震災の募金箱の隣(上)に。
震災の募金箱は、震災直後にお薬袋の再利用のたびに募金する約束を表示し、患者さま方の協力のもと少しずつ送ることが出来ています。
AMDA募金箱
たまたま患者でお越しの方がAMDAでお仕事されている方だと知り、募金箱を登録利用させていただくことが出来ました。
フィリピンの台風被害はじめ、海外でAMDAの皆様がご活躍です。

薬剤師という仕事は、資格が守られていたり、収入が安定していそうだからという理由で子どもにやらせたい仕事No.1と言われることありますが、医療従事者として歯がゆい思いをすることがたくさんあります。
学生のころAMDAの一員として海外に行く夢を持ったこともありますが、現地で求められているのは注射や手術、包帯を巻いてあげるなどの処置であることが多く、患者の体に触れることができない薬剤師の仕事は限られています。
日常の仕事でも、目の前で患者さんが苦しんでいて、効く薬を知っていても、注射することはできない。たとえ飲み薬であっても、医師の処方箋なしに医療用医薬品を提供できません。

でも震災の時、薬剤師は活躍の場を与えられました。避難しておられる皆様が持っているお薬手帳をもとに、その薬が何の薬であるのか、医師に紹介し、同じのがなくても似た薬を提供してあげることが出来たり、流通でも手を組んで薬を供給することが出来ました。くすりの専門家であることが生かされた瞬間でした。
私は西宮で阪神大震災を経験しています。その時に皆さんに受けた施しの恩返しにボランティアに行きたいと思いました。
新聞やテレビで東北での薬剤師の活躍を目の当たりにしましたが、結局私はそれを見るだけで、被災地に行きたくても自分の事情で行くことができませんでした。
それでも、ある程度システムが整った社会であれば、何かあった時にも役に立てることがわかり、嬉しく思いました。

みなさんは薬剤師の仕事ってどんな仕事だとお思いですか?
病院の横の薬局やドラッグストアにいて、患者さんに薬とその情報を提供する。それが薬剤師の仕事。

確かにそうなのです。でも薬剤師の仕事をするうえで、どんな時にやりがいを感じるか、
人間だれしも同じだろうと思いますが、感謝の言葉を頂いたとき、感動します。
患者さんのために、あれこれ悩んで、アドバイスをしたり、くすりが合わなければお医者さんに変更をお願いしたり、お医者さんや看護師さんやヘルパーさんと連携して手を施して、少しでも患者さんの苦痛が和らぎ、生活が向上し、その患者さんが喜んでくれたら、本当にうれしいです。

本日は、薬剤師の仕事について、ちょっとご紹介。
仕事の内容をお知らせした上で、お子さんに、させたい仕事No1がキープできるように、これからも今の薬剤師は頑張って仕事をしたいと思います。

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