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免疫、体のバリア、大切に2013/07/31 12:48

雨の日の朝顔

昨日はこちら晴れの国岡山でも、朝から激しく雨が降り、雷がたくさん落ちる、大嵐でした。梅雨の戻り、らしいですね。

おかげさまで、グリーンカーテンの朝顔が日光でしおれず、出勤時にかわいい花を開いていてくれます。


さて、昨日の続きです。今日は、「免疫、バリア大切に」とタイトルにあるように、アレルギーを起こしやすい食べ物が、どのようにして人の体(脳)に侵入するのか、そしてそれが心に及ぼす作用についてお話します。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、我々の脳は、いろんな化学物質が簡単に入れないように、守られています。

脳の入り口には、血液脳関門(BBBblood brain barrier)という、関所があり、非常に小さく分解されたものか、脳のために必要なものしか入れない構造になっています。

 

なので、普通は、簡単には脳に食べ物由来のたんぱく質は入れません。

 

でも、生まれたての赤ちゃんはどうでしょう。

じつは、BBBができ始めるのは生後6か月から。完成するのは生後12か月、一歳までは脳への関門が緩い状態になっているのです。

 

そこへ、牛乳由来のカゼイン、小麦粉由来のグルテンが侵入した場合、どうなるか。

なんと、カゼインやグルテンはあの麻薬で有名な「モルヒネ」と構造が類似しているため、「モルヒネ」と同様の働きをしてしまう可能性があります。

 

そのような子供たちがAD/HD様の症状を示すとしたら…。

脳内で、カゼインやグルテンのアレルギー反応が何年も継続して起こるとすれば…。

実際、牛乳の摂取を制限、カゼインフリーの食事療法で発達障害の症状が改善してきたということが起きているそうです。

 

 

そして、腸管免疫というのがあります。

腸(特に小腸)には、小さなものしか通さない、という性質があります。大きな分子であるタンパク質は、普通吸収されないのですが、

栄養不足や抗生物質の影響で、その網の目が大きくなっていると、大きな分子を通してしまい、それがアレルギーの原因となります。

赤ちゃんの腸は、まだその機能が未熟です。

離乳食を早く始めてしまい、

未熟な腸を通り過ぎて外からやってきた、大きなタンパク質。BBBが未熟なら脳にも流れてやってきます。

体はそれをやっつけようとして免疫細胞(白血球など)をフル回転。

これが、アトピーやその他のアレルギーを引き起こす原因??

 

近頃、言われるようになってきましたね。花粉症には、ヨーグルト。

アレルギーを防ぐには、プロバイオティクスも非常に有効な手段でしょう。

 

 

単純に、栄養不足で、脳に影響の出るものもあります。

鉄欠乏→記憶力の低下、学習困難…発達障害と疑われてしまうかも。

低血糖→多動…AD/HDと疑われてしまうかも。

 

 

こういうわけで、長くなってしまいましたが、食べ物と、脳、そしてアレルギーは密接に関係しています。

コメント

_ kagawa yuuko ― 2013/08/01 06:53

とても興味のあるはなしですね、もっと知りたいと思いました

_ なかやま ― 2013/08/01 11:16

kagawaさん
ありがとうございます。
なかよし薬局のなかやまです。もっと詳しい内容を、今後も少しずつ紹介できるよう、頑張ります。

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