なかよしやっきょく のブログ
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香りの効果2011/06/02 19:07

この、晴れの国岡山と呼ばれる場所にも、じめじめ、しとしと、例年に比べ早い、梅雨がやってきました。
先日、短い晴れ間に何とか子供たちの運動会が開催でき、ほっとしました。

次の日から雲が重く、時折パラリと雨が降ります。

湿気を含み、風があまりなくよどんだ空気、こんなとき、爽やかな香りがほのかに漂ってくれたら、それだけでだいぶ快適に感じませんか?
逆に、あまり好きでない香りがしたら、早くその場から立ち去りたくなったりします。

香りの成分は、どのように体に働きかけるのでしょうか?
実際、アロマオイルをマッサージに用いると、皮膚を通して血液中にもいくつかの成分が入ってきて、15分後には血中濃度が最大になるそうです。それが、脳に働きかけ、リラックス効果が表れるという説があります。

しかしその前に、香りを感じる、いわゆる嗅覚についておはなししますと、
鼻の奥に存在する香りセンサーから直接脳(大脳辺縁系と呼ばれる部分)のほうに神経がつながっており、ダイレクトに香りの信号が届きます。ここまでは、香りはただの信号です。

信号が届いた場所、大脳辺縁系は好き嫌い決めたりする場所、記憶に関与する場所、自律神経系を調節する場所などが大集合しています。

想像してみると、何となくわかりますよね。
昔の記憶を呼び起こす香り、リラックスする香り、具合が悪くなっちゃいそうな香り・・・。
おおざっぱな説明ですが、大脳辺縁系に届けられた香りの信号は、好き嫌い・記憶とつながり、自律神経の働きを左右するので、興奮したり、リラックスしたり、するのです。

なるほど、と思っていただけると幸いです。

詳しくは、参考資料
「香りの科学はどこまで解明されたか―アロマテラピー・森林浴・嗜好飲料」 青島 均 著
フレグランスジャーナル社 (2007/08)

をご覧くださいませ。