なかよしやっきょく のブログ
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エフェドリン2011/06/01 14:00

エフェドリンは、しつこい咳や鼻づまりに使われる、昔からなじみのあるお薬です。
「麻黄(マオウ)」という生薬に含まれ、古くから使われてきました。

現在は、その誘導体である「メチルエフェドリン」や「プソイドエフェドリン」が風邪や鼻炎に使われることがあります。

実は、これらの薬はすべて、「興奮剤」としてドーピング検査に引っかかってしまうのです。
市販の風邪薬や鼻炎薬の多くに、含まれています。

もちろん、もともと興奮させるつもりは無いのですが、
いわゆる覚醒剤の原料として使われることがあります。

5月13日付に警察庁から「プソイドエフェドリンを含む薬(風邪薬・鼻炎薬が主です)を大量に購入する方には、その理由を確認すること」と通知がやってきました。
たくさん購入して、何とかして製造しようという人がいるのでしょうね。

話が横にそれましたが、市販の風邪・鼻炎の薬の大半にはエフェドリンかその誘導体が含まれています。

選手の方は医療用にしても、市販にしても「麻黄」を含む漢方薬(麻黄湯、葛根湯、麻杏甘石湯など)も検査を受ける期間から前もって避けたほうがいいでしょう。
ここで、ドーピングフリーな風邪や鼻炎の市販薬を紹介してもよいものかしら・・・?
まだスポーツファーマシストではないので、よかったらメールでお聞きになってくださいね。

なかやま

コメント

_ みよし ― 2011/06/02 20:10

こんにちは。

一般的な鼻炎薬には興奮剤の成分も含まれているのですね。
検査をパスするのも一苦労です。
慢性的に鼻づまりに悩まされる私としては、アスリートを職業に選ばなくて良かったというところでしょうか。

まあ、スパッと治してしまえれば、それが一番なのですが。

_ なかやま ― 2011/06/02 22:43

たびたびコメントありがとうございます!

「スパッと治せば」、ということで、説明の付け足しをさせてくださいね。

禁止物質については、競技会時に禁止のものと,競技会時でなくても禁止のものがあります。

「エフェドリン」「メチルエフェドリン」「プソイドエフェドリン」については、競技会時に禁止、つまり、競技会まである程度の日数があれば使用しても大丈夫というわけなのです。

また、これら3物質については検査時に越えてはいけない尿中濃度というのが設定されています。
ということは、検出されたら即アウトというわけでもない、ある程度の濃度までは何とか大丈夫。

ですので、服薬して「スパッと治して」ある程度の日数が空けば、競技会に出られるのです!

ちなみに、禁止物質の中には、スポーツの種類によって禁止のものとそうでないものがあったりとややこしいです。

詳しくは日本アンチドーピング機構
http://www.playtruejapan.org/
のページで確認してくださいね。

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